2022/11/24
皆さんこんにちは(*^-^*)セラピストの小城です♪
普段は気にならないけど、冬になって顔のかゆみが出てマスクかぶれかも?など、顔の肌トラブルでお悩みの方はいませんでしょうか?
冬は1年の中で特に乾燥がひどく、肌トラブルが増える時期でもあります。
今回は冬に特に多い乾燥から来るトラブルについてと効果的なケアについてご紹介します♪
【空気の乾燥】
冬は外の気温が下がって室内の湿度も低下し、空気の乾燥がひどい時期です。
空気が乾燥していると、肌の水分が蒸発しやすい状態を引き起こします。
冬は寒さゆえに、暖房器具などで室内を温めることが多くなりますが、室内を温めることで、湿度は低下しやすくなります。
そして、湿度が50%を下回ると、肌の乾燥があらわれやすくなると言われています。
肌を乾燥させず、潤いある肌をキープするためには空気中の適度な湿度が必要です。
【角質層が肌内部の水分蒸発を防いでいる】
私たちの肌は表皮で覆われていますが、乾燥と密接な関係にあるのが、表皮の一番外側にある角質層です。
角質層には「バリア機能」という役目があり、バリア機能が正常に働いていると、肌の水分を保ち蒸散を防ぐとともに、アレルゲンなどの侵入や外部刺激から肌を守ります。
その角質層は、角質細胞と細胞の間を埋めている細胞間脂質から成り立っています。
角質細胞はアミノ酸などの天然保湿因子(NMF)で満たされ、細胞間脂質はコレステロール、セラミドや脂肪酸などで満たされています。
【肌の潤いを守っているのは「バリア機能」】
正常に肌のバリア機能が働いている状態であれば、角質層が外的刺激から肌を守り、肌内部の水分・脂質が逃げるのを防ぎ、潤いのある肌を保つことができます。
ところが、何らかの原因により、角質細胞に含まれるアミノ酸などの天然保湿因子(NMF)や細胞間脂質が減って細胞をつなぎとめる力が弱くなると、バリア機能が低下し、水分が逃げてしまいます。
つまり、乾燥肌を起こさないためには、肌のバリア機能を守ることが何より大切なのです。
〇皮膚のバリア機能が低下するおもな原因
①肌のターンオーバーの乱れ
健康な肌は、皮膚の新陳代謝であるターンオーバーによって常に新たな細胞に入れ替わり、バリア機能が保たれます。ところが、ストレスや生活習慣の乱れなどでターンオーバーのサイクルが早まったり遅れたりすると、
バリア機能が低下し、天然保湿因子(NMF)や細胞間脂質が生成されにくくなったり、水分が外に逃げやすくなったりします。
②冷房・暖房の長時間利用による空気の乾燥
エアコンは空気中の水分も一緒に吸収してしまう仕組みのため、冷房でも暖房でも、長時間使用により空気は乾燥します。
空気が乾燥すると、肌のバリア機能は低下しやすくなります。
③紫外線によるダメージ
紫外線がシミ・シワや日焼けなどさまざまなトラブルを引き起こすことは知られていますが、何より肌の一番外側にある角質層はストレートに紫外線のダメージを受け、皮膚のバリア機能を低下させてしまいます。
④間違ったスキンケア法、入浴法
ナイロンタオルなどによる洗いすぎ、こすりすぎや洗浄力が強すぎるものでの洗浄によって、皮膚のバリア機能が低下することがあります。
また、42度以上の高温の湯は肌から必要な脂質を奪い、バリア機能を低下させます。
⑤ビタミンB群の不足
栄養が偏り、ビタミン類が不足すると肌に悪影響がでます。
特にビタミンB群は、肌のターンオーバーを正常に保つ働きがあり、不足するとターンオーバーが乱れ、バリア機能低下につながります。
⑥加齢による皮脂分泌量の減少
個人差はありますが、誰でも年齢とともに水分、セラミドなどの細胞間脂質、天然保湿因子(NMF)は減る傾向にあります。
これらが減少すると、バリア機能は低下しやすくなります。
≪乾燥しない肌への対策≫
◎部屋の中を加湿する
室内の湿度を60~70%を目安にすると肌の乾燥を防ぐことができます。
◎入浴後すぐ保湿ケアする
入浴後は肌の水分蒸発がしやすいので1分以内にスキンケアをするが大事です。
◎水をこまめに飲む
身体が水分不足になると皮膚表面のカサつきなどにつながる可能性があります。
◎スキンタイプに合わせたスキンケア
バリア脂質と水分バランスを整えることで乾燥しない肌にできます。
皆さんいかがだったでしょうか?
これからの季節、乾燥から肌を守るために普段のケアを徹底して肌の土台から健康にしていきましょう!!