2022/04/19
皆さんこんにちは♪レディラック大阪梅田本店セラピストの小城です(^^♪
今回は多くの方が経験する『便秘と肌荒れ』についてのご紹介です♪
便秘は、「便が出ていない状態」とお思いになられている方が多いのではないかと思います。
それは間違いではありませんが、例えば毎日便が出ていても、宿便がたまっていたりして、便をきれいに排出できていないと、その状態もやはり便秘といえます。
逆に、2~3日にいちどの便でも、お腹に張った感じがなければ、便秘とはいえません。
便秘は、腸の動きが悪くなって、蠕動(ぜんどう)運動が低下している状態です。
便は、腸の蠕動運動で排出されているため、それが低下すると、排出されづらくなります。
そして、腸はお肌とも関係があります。便秘になると、お肌にトラブルが出やすくなります。
どうしてそうなるのかをお伝えする前に、まずは腸がどんな働きをしているのかをご説明します♪
腸には下のように、大きく3つの役割があります。
≪腸の3つの役割≫
1. 消化・吸収
食べたものはまず、胃で溶かして消化されます。その後、腸でさらに消化され、栄養や水分を吸収します(小腸で「栄養」が、大腸で「水分」が吸収されます)。
腸で吸収された栄養や水分は、腸の壁に張り巡らされた毛細血管から血液を通じて、全身に送られます。
そして、腸で消化されなかった残りのカスが、便として排出されます。
2. 免疫・防御
外部から有害物質(例えばウイルスなど)が体内に入ると、腸が戦ってくれます。そして、その死んだものが、便になって排出されます。
そのため腸が健康であれば、免疫力があるため、病気になりづらいです。しかし、腸が弱っていると、免疫力が低下し、病気になりやすくなります。
* 免疫・防御は、主に小腸の働きになります。
3. 解毒
肝臓は、解毒の働きがあることで知られています。
この肝臓に運ばれるのは、腸で解毒できなかったものです。
そのため腸の働きが低下していると、解毒が行えず、肝臓に運ばれる量が増えてしまいます。すると、肝臓に負担がかかって、肝機能の障害につながる場合もあります。
つまり腸の状態によって、肝臓の負担を軽減できるといえます。
≪便秘がニキビや肌荒れにつながる理由≫
「ニキビ・吹き出物・肌荒れ」
腸には、「善玉菌」と「悪玉菌」、そして「日和菌(ひよりみきん)」という腸内細菌がいます。
日和見菌は、善玉菌と悪玉菌のどちらにも転ぶ腸内細菌です。腸内環境が良ければ善玉菌の味方をし、悪ければ悪玉菌の味方になります。
これらの腸内細菌は、下の比率が理想です。
■ 腸内細菌の理想の比率
善玉菌:悪玉菌:日和見菌 = 2:1:7
しかし、腸内環境が悪ければ、そのバランスが崩れてしまい、悪玉菌が腸内で優位になってしまいます。
■ 腸内環境が悪いときの腸内細菌のイメージ
善玉菌:悪玉菌:日和見菌 = 1(↓):2(↑):7
※ 日和見菌が、悪玉菌を援護して、悪玉菌が活発になるイメージです。
便秘になると、日和見菌が悪玉菌を援護するようになって、悪玉菌が増えてしまいます。
悪玉菌が増えて活発になると、有害物質やガスなどの毒素が腸内で発生します。
それが、腸壁の毛細血管から、血液を通じて全身をめぐります。
身体は、毒素を体外に出す排出口を探します。その出口のひとつが、汗や皮脂が分泌されている毛穴なのです。
そして、毛穴から毒素が排出されることで、ニキビや吹き出物の原因になります。
本来、毛穴は汗や皮脂が分泌される場所です。
しかし、毒素の排出に手間を取られてしまうことで、お肌の代謝の悪化にもつながります。
それが、肌荒れの原因にもなります。
便秘から(ニキビなどの)肌荒れにつながる流れを並べると、下のようになります。
1. 便秘になる。
2. 腸内に老廃物がたまる。
3. 腸内環境の悪化により、悪玉菌が増え、毒素(有害物質・ガスなど)が発生する。
4. 毒素が血液を通じて全身にめぐる。
5. 毛穴から毒素が排出され、それがニキビなどの肌荒れの原因になる。
≪便秘を改善・予防するには≫
便秘を改善・予防するには、食生活などの生活習慣を見直して、腸が自然に動くようにするのが理想です。
□食べ物
■ 善玉菌を活発にさせる「ヨーグルト」
ヨーグルトは、腸に良い食べ物として知られています。それは、ヨーグルトが善玉菌のエサになるためです。
善玉菌が活発になると、腸内環境を整えることができます。
■ 植物繊維を摂る「わかめと豆腐の味噌汁」
食物繊維には、水溶性と不溶性の2種類があります。
水溶性の食物繊維は、溶けて腸まで届き、便のかさを増します。
一方で、不溶性の食物繊維は、腸を詰まらせる原因になることもあります。
水溶性の食物繊維が多く含まれているのは、海草や大豆類です。
そのため、わかめと豆腐のお味噌汁はおすすめです。
他には、キウイやバナナなどのフルーツも、水溶性の食物繊維を多く含んでいます。
■ 水分を摂る「ノンカフェインの飲み物」
水分は、ノンカフェインの飲み物を摂ることをおすすめします。例えば、白湯や麦茶、ハーブティーなども良いですね。
カフェインは、利尿作用があるため、水分が身体の外に出ていきやすいです。また、身体を冷やす作用もあります。
□軽い運動や腸マッサージ
ジョギングやウォーキングなどの軽い運動も、便秘の改善・予防に効果的です(便秘に限らず、身体にも良いことですね)。
もしそれが難しいときは、テレビをみながら腹筋したり、身体をひねるようなストレッチをしたりすることも、腸の働きには良いです。
また、腸マッサージも、ご自宅で腸を簡単にケアできる方法です。
お腹が固くなっている場所や、触ると少し痛みがある場所を押してあげるだけでも、腸のマッサージになります。
皆さんいかがだったでしょうか?便秘も改善できればニキビや吹き出物ができにくくなりますよ!
「顔の皮膚は内臓の鏡」と言われていますが、【腸活】で肌荒れを改善していきましょう!!